「Ε-近似アルゴリズム」の版間の差分

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最適化問題の近似解を求める近似アルゴリズムについて, 目的関数(適応度関数)を<math>f(x) \,</math>, 最適解を<math>x^* \,</math>, また近似アルゴリズムによって得られる近似解を<math>\widehat{x} \,</math>としたとき, どのような問題例であっても
 
最適化問題の近似解を求める近似アルゴリズムについて, 目的関数(適応度関数)を<math>f(x) \,</math>, 最適解を<math>x^* \,</math>, また近似アルゴリズムによって得られる近似解を<math>\widehat{x} \,</math>としたとき, どのような問題例であっても
  
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  \frac{|f(\widehat{x})-f(x^*)|}{f(x^*)} \leq \varepsilon  
 
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を満たすものを<math>\varepsilon \,</math>-近似アルゴリズムという. ただし, <math>f(x^*)>0 \,</math>を仮定しており, <math>0\leq \varepsilon \,</math>である. <math>\varepsilon  \,</math>が<math>0 \,</math>に近いほど精度の高い近似アルゴリズムとなる.
 
を満たすものを<math>\varepsilon \,</math>-近似アルゴリズムという. ただし, <math>f(x^*)>0 \,</math>を仮定しており, <math>0\leq \varepsilon \,</math>である. <math>\varepsilon  \,</math>が<math>0 \,</math>に近いほど精度の高い近似アルゴリズムとなる.

2007年7月17日 (火) 10:12時点における版

【いぷしろんきんじあるごりずむ (ε-approximation algorithm)】

最適化問題の近似解を求める近似アルゴリズムについて, 目的関数(適応度関数)を, 最適解を, また近似アルゴリズムによって得られる近似解をとしたとき, どのような問題例であっても



を満たすものを-近似アルゴリズムという. ただし, を仮定しており, である. に近いほど精度の高い近似アルゴリズムとなる.