「カーネル (ゲーム理論における)」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(新しいページ: ''''【かーねる (kernel)】''' デイビス (M. Davis) とマシュラー (M. Maschler)が提唱した提携形ゲームの解概念で,配分$x=(x_1,x_2,...,x_n)$に対す...') |
(相違点なし)
|
2007年7月9日 (月) 23:21時点における版
【かーねる (kernel)】
デイビス (M. Davis) とマシュラー (M. Maschler)が提唱した提携形ゲームの解概念で,配分$x=(x_1,x_2,...,x_n)$に対する提携$S$のもつ不満(超過要求)$e(S,x)=v(S) -\sum_{i \in S }x_i$に基づき定義される.2人のプレイヤー$i,j$について,
$ \max_{S: i \in S , j \in \!\!\!\backslash S} e(S,x) > \max_{S: j \in S , i \in \!\!\!\backslash S} e(S,x) $ かつ
$ x_j > v(\{ j \} ) $ が成り立つとき, 配分$x$において$i$は$j$より不満優位にあるという. いかなるぺアについても,互いに不満優位ではないような配分の集合をカーネルという.