「ラゲールボロノイ図」の版間の差分

提供: ORWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(3人の利用者による、間の4版が非表示)
1行目: 1行目:
 
'''【らげーるぼろのいず (Laguerre Voronoi diagram)】'''
 
'''【らげーるぼろのいず (Laguerre Voronoi diagram)】'''
  
平面上の点 <math>{\rm Q}\,</math> を中心とし半径が <math>r\,</math> の円を <math>c\,</math> とする. 平面上の任意の点 <math>{\rm P}\,</math> に対して, <math>{\rm P}\,</math> と <math>{\rm Q}\,</math> のユークリッド距離を <math>d({\rm P}, {\rm Q})\,</math> で表すとき, <math>d({\rm P}, {\rm Q})^2 -r^2\,</math>を <math>{\rm P}\,</math> と <math>c\,</math> のラゲール距離という. 平面上に配置された有限個の円に対して, ラゲール距離が最も近い円がどれかにしたがって平面を分割した図形を, それらの円のラゲールボロノイ図という.
+
平面上の点 <math>{\rm Q}\,</math> を中心とし半径が <math>r\,</math> の円を <math>c\,</math> とする. 平面上の任意の点 <math>{\rm P}\,</math> に対して, <math>{\rm P}\,</math> と <math>{\rm Q}\,</math> のユークリッド距離を <math>d({\rm P}, {\rm Q})\,</math> で表すとき,  
 +
 
 +
 
 +
<center><math>d({\rm P}, {\rm Q})^2 -r^2\,</math></center>
 +
 
 +
 
 +
を <math>{\rm P}\,</math> と <math>c\,</math> のラゲール距離という. 平面上に配置された有限個の円に対して, ラゲール距離が最も近い円がどれかにしたがって平面を分割した図形を, それらの円のラゲールボロノイ図という.
 +
 
 +
[[Category:計算幾何|らげーるぼろのいず]]

2008年11月14日 (金) 09:19時点における最新版

【らげーるぼろのいず (Laguerre Voronoi diagram)】

平面上の点 を中心とし半径が の円を とする. 平面上の任意の点 に対して, のユークリッド距離を で表すとき,



のラゲール距離という. 平面上に配置された有限個の円に対して, ラゲール距離が最も近い円がどれかにしたがって平面を分割した図形を, それらの円のラゲールボロノイ図という.