「フォーク定理」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
Albeit-Kun (トーク | 投稿記録) |
|||
(他の1人の利用者による、間の1版が非表示) | |||
2行目: | 2行目: | ||
無限回繰り返しゲームでのナッシュ均衡利得の集合を特徴づける定理. 毎回のゲームの前にプレイヤーが過去のプレイの履歴に関して完全な情報を得る繰り返しゲームでは, プレイヤーの平均均衡利得の集合は, 成分ゲームのミニマックス利得以上の実現可能な協調利得の全体と一致することを示す. 1950 年代にはすでに研究者の間で知られていたが, 近年になるまで公表されなかったためにフォーク (民間伝承) 定理と呼ばれている. | 無限回繰り返しゲームでのナッシュ均衡利得の集合を特徴づける定理. 毎回のゲームの前にプレイヤーが過去のプレイの履歴に関して完全な情報を得る繰り返しゲームでは, プレイヤーの平均均衡利得の集合は, 成分ゲームのミニマックス利得以上の実現可能な協調利得の全体と一致することを示す. 1950 年代にはすでに研究者の間で知られていたが, 近年になるまで公表されなかったためにフォーク (民間伝承) 定理と呼ばれている. | ||
+ | |||
+ | [[category:ゲーム理論|ふぉーくていり]] |
2008年11月13日 (木) 15:34時点における最新版
【ふぉーくていり (folk theorem)】
無限回繰り返しゲームでのナッシュ均衡利得の集合を特徴づける定理. 毎回のゲームの前にプレイヤーが過去のプレイの履歴に関して完全な情報を得る繰り返しゲームでは, プレイヤーの平均均衡利得の集合は, 成分ゲームのミニマックス利得以上の実現可能な協調利得の全体と一致することを示す. 1950 年代にはすでに研究者の間で知られていたが, 近年になるまで公表されなかったためにフォーク (民間伝承) 定理と呼ばれている.