「ノートンの定理」の版間の差分

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各ノードからの退去過程がある意味で[[ポアソン過程]]となるので,
 
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回路の一部分をひとつの素子で置き換えることができることを示す定理である.
 
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[[category:待ち行列ネットワーク|のーとんのていり]]

2008年11月13日 (木) 13:30時点における最新版

【 のーとんのていり (Norton's theorem) 】

待ち行列ネットワークにおいて, 一部のノードからなる部分ネットワークをひとつのノードで置き換えたとき, 他の部分の定常分布が変わらないことをいう. 積形式ネットワークでは, 各ノードからの退去過程がある意味でポアソン過程となるので, どのように部分ネットワークを選んでもノートンの定理が成り立つように 代替えノードを構成できる. 本来は, 電気回路において, 回路の一部分をひとつの素子で置き換えることができることを示す定理である.