「識別不能性」の版間の差分

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人間は特徴を羅列することにより対象を説明することが多い.
 
人間は特徴を羅列することにより対象を説明することが多い.
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トマトは「赤くて丸い果実」と表現できる.すなわち,
 
トマトは「赤くて丸い果実」と表現できる.すなわち,
 
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「色が赤い」,「形が丸い」,
「果実である」という三つの特徴で記述している.
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「果実である」という3つの特徴で記述している.
 
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対象説明の粗さなどにより識別ができないことを識別不能性という.
 
対象説明の粗さなどにより識別ができないことを識別不能性という.
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[[category:近似・知能・感覚的手法|しきべつふのうせい]]

2008年11月9日 (日) 18:09時点における最新版

【 しきべつふのうせい (indiscernibility) 】

人間は特徴を羅列することにより対象を説明することが多い. 例えば, トマトは「赤くて丸い果実」と表現できる.すなわち, 「色が赤い」,「形が丸い」, 「果実である」という3つの特徴で記述している. しかし, 「赤くて丸い果実」といえば, リンゴも該当する. このように, 対象説明の粗さなどにより識別ができないことを識別不能性という.