「基族」の版間の差分

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'''【きぞく (base family)】'''
 
'''【きぞく (base family)】'''
  
マトロイド ${\bf M}=(N,{\cal I})$ において, 極大な独立集合を基と呼ぶ. すべての基を集めた基族 ${\cal B}$ は以下の (B0)--(B1) を満たす.  
+
マトロイド <math>\mathbf{M}=(N,\mathcal{I})\,</math> において, 極大な独立集合を基と呼ぶ. すべての基を集めた基族 <math>\mathcal{B}\,</math> は以下の <math>(\mathbf{B0})-(\mathbf{B1})\,</math> を満たす.  
  
\vspace{-0.4zw}
+
<math>(\mathbf{B0})\,</math> <math>\mathcal{B}\neq\emptyset\,</math>.  
\begin{description}
 
\item[(B0)] ${\cal B}\neq\emptyset$.
 
\vspace{-0.7zw}
 
\item[(B1)] $B,F\in{\cal B}$,  
 
$i\in B\backslash F\Rightarrow\exists j\in F\backslash B$:
 
$(B\backslash\{i\})\cup\{j\}\in{\cal B}$.  
 
\end{description}
 
\vspace{-0.4zw}
 
  
逆に, (B0)--(B1) を満たす部分集合族 ${\cal B}$ によってマトロイドを定義することもできる.
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<math>(\mathbf{B1})\,</math> <math>B,F\in\mathcal{B}\,</math>,
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<math>i\in B\backslash F\Rightarrow\exists j\in F\backslash B\,</math>:
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<math>(B\backslash\{i\})\cup\{j\}\in\mathcal{B}\,</math>.
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逆に, <math>(\mathbf{B0})-(\mathbf{B1})\,</math> を満たす部分集合族 <math>\mathcal{B}\,</math> によってマトロイドを定義することもできる.
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[[Category:グラフ・ネットワーク|きぞく]]

2008年11月7日 (金) 15:57時点における最新版

【きぞく (base family)】

マトロイド において, 極大な独立集合を基と呼ぶ. すべての基を集めた基族 は以下の を満たす.

.

, : .

逆に, を満たす部分集合族 によってマトロイドを定義することもできる.