「確率分布」の版間の差分

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'''【かくりつぶんぷ (probability distribution)】'''
 
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$X$ を確率空間 $(\Omega, {\mathcal F}, \mathrm{P})$ で定義された $n$ 次元実数値確率変数とするとき, $\phi(A)=\mathrm{P}(X \in A)$ $({\mbox{\bf R}}^n, {\mathcal B}_n)$ 上の確率測度となる($A \in {\mathcal B}_n$, ${\mathcal B}_n$ $n$ 次元ユークリッド空間 $\mbox{{\bf R}}^n$ 上のボレル集合体). この $\phi(A)$ $X$ の確率分布と呼ぶ. 確率分布の表現には, 分布関数, 確率関数(離散型分布), 確率密度関数((絶対)連続型分布), 積率母関数, 特性関数, ラプラス変換など, いろいろなものがあり, そのときどきで使い分けられる.
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<math>X \,</math> を確率空間 <math>(\Omega, \mathcal{F}, \mathrm{P}) \,</math> で定義された <math>n \,</math> 次元実数値確率変数とするとき, <math>\phi(A)=\mathrm{P}(X \in A) \,</math> <math>(\mathbf{R}^n, \mathcal{B}_n) \,</math> 上の確率測度となる(<math>A \in \mathcal{B}_n \,</math>, <math>\mathcal{B}_n \,</math> <math>n \,</math> 次元ユークリッド空間 <math>\mathbf{R}^n \,</math> 上のボレル集合体). この <math>\phi(A) \,</math> <math>X \,</math> の確率分布と呼ぶ. 確率分布の表現には, 分布関数, 確率関数(離散型分布), 確率密度関数((絶対)連続型分布), 積率母関数, 特性関数, ラプラス変換など, いろいろなものがあり, そのときどきで使い分けられる.
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[[category:確率と確率過程|かくりつぶんぷ]]
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[[category:信頼性・保全性|かくりつぶんぷ]]

2008年11月7日 (金) 15:18時点における最新版

【かくりつぶんぷ (probability distribution)】

を確率空間 で定義された 次元実数値確率変数とするとき, 上の確率測度となる(, 次元ユークリッド空間 上のボレル集合体). この の確率分布と呼ぶ. 確率分布の表現には, 分布関数, 確率関数(離散型分布), 確率密度関数((絶対)連続型分布), 積率母関数, 特性関数, ラプラス変換など, いろいろなものがあり, そのときどきで使い分けられる.