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マルコフ型到着過程
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【まるこふがたとうちゃくかてい (Markovian arrival process (MAP))】 到着までの状態(相)変化を表す推移速度行列 $T$, 相 $s_i$ で到着がおき吸収状態 $\sigma_j$ に推移する率 $u_{ij}$ の行列 $U$, 吸収状態 $\sigma_j$ から相 $s_k$ へ推移する推移確率 $\alpha_{jk}$ の行列 $\alpha$ の3つの行列によって特徴づけられる到着過程. MAP($T$, $U$, $\alpha$) と表記される. 到着間隔に相関があり, しかも有限状態のマルコフ連鎖で表現できる便利な到着モデルである. 積 $U \alpha$ を1つの $m \times m$ 行列 $D$ で表し, この確率過程をMAP$(T,D)$ と書くこともある.
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